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ー第８５１球目ー
世の中しっかり者がいる。
みんなに頼られ、大活躍している。
一方、うっかり者もいる。
みんなから突っ込まれ、心配されている。
大前提として、この二人が愛されているとしよう。
しっかり者は、常に誰かのために働き、常に貢献し、そしてその積んだ徳はいずれ自分にも帰ってくる。
そしてその子孫にも恩恵はまわってくる。
うっかり者はというと、常に誰かに面倒をみてもらい、常に目をかけてもらっている。
迷惑かというと、愛されているので、人の徳を積む対象として活躍しているとも言える。
世の中は陰と陽。
誰かが面倒を見れば、見られるものも必要なのだ。
愛されていれば、愛していれば、この善き陰陽はうまく循環し成立するのである。
まずは愛し、愛されること。
そして、中途半端でなく、しっかりもうっかりも極めてしまうことがとても大切である。
人の上に立つ人は、この両方を備えている。
前漢の初代皇帝である劉邦は、人に愛され、「俺がいないとダメだ」と思わせた人物と聞く。
そして力もあった。
しっかりもうっかりも兼ね備えている人物。
それが君子かもしれない。
阪神タイガースへの今日の直言。
「阪神タイガースらしい、しっかりとうっかりをどのようにして回していくのが善いだろう。」
愛する基準、愛される基準は人それぞれ。
脳はしっかりと癖がある。
自分の癖も相手の癖も、これもまた良し。
理解ではなく承認すれば良しである。
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