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ー第４４１球目ー
リーグ戦再開初戦。
今夜も甲子園に行った。
まあ力負けであろう負け方であった。
６回くらいから、もう帰るファンが出始めた。
先発ががんばっても打たない。
中継ぎが打たれる。
後半に追いつきそうになるが、追いつかず敗戦。
さすがに、いつものパターンだが、何か今日は見応えがあった。
実は、前回の札幌ドームでの日本ハムファイターズとの交流戦もそうなのだが、負けても、それなりに僕には楽しめるゲームを阪神タイガースがやっていることに気づき始めた。
今日で言えば、安芸の二軍キャンプで観て、サインをもらった尾仲祐哉（○３タイプ）、福永春吾（△４タイプ）の若手投手が観れたこと。
さすがにまだまだだが、何かがんばっていて応援に力が入った。
８回は期待の糸原健斗（△１タイプ）のツーラン。
頼りになる４番になってきた糸井嘉男（○２タイプ）のタイムリー。
最大の見せ場では、交流のある伊藤隼太（○３タイプ）に周ってきた。
チャンスは活かせなかったものの、充分盛り上がれた
最近、負けなれてきたのもあるのだが、○タイプの僕からすると、親近感がある選手やこれからを期待している選手が出てくるのは、とても楽しい。
そりゃ、勝てば嬉しいし、楽しいし、入場料と時間を支払ってきた甲斐もある。
しかしファンはそれのみで来ているわけでもない。
「脳が緑」を求めてきているのだ。
「脳が緑」とは、満足感や充実感や達成感を味わい、脳が幸せを感じている状態のことを言う。
その昔、どこかの球団は勝っているのに、お客が入らない時期があった。
ファンは、勝っているだけはダメなのである。
勝つも含めて、脳を緑にしてくれることを期待して、お金と時間を使ってくれるのだ。
負けても応援してくるファン。
その応援が選手やチームを後押しし、近い未来の勝利につながってくる。
スポーツとは得てしてそういうものである。
今日の金本監督への直言。
「勝ちながら育てる。それで良し！ファンの脳が緑になることやっていこう！」
あなたのビジネスでも同じことが言える。
こんなに良い商品・サービスだから、売れるだろう！でも売れない。
あんな商品・サービスなのに、なぜあんなに売れているんだろう？
そんなとき、あなたのお客様の脳が緑なっているのかどうかを考えてみよう。
売れるか売れないかは、案外、脳が緑のお客様の応援で売れていたりするのだ。
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