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ー第５３３球目ー
野球は2番打者がおもしろいし、キーマンだと常々思っている。
昔ながらの日本風2番打者としてなら、確実に走者を次の塁に進める打撃。
または小技を使って相手を翻弄するいぶし銀の打者である。
一方、最近のメジャーリーグは、2番にホームラン打者などの強打者を置いて、これまでと違ったキーマンとして、新しい2番打者像を作っている。
いずれにしても、2番打者は初回はもちろんだが、各回でいろんなことをベンチから望まれる。
そのとき、任せてやると良い仕事をする選手とキッチリとサインで指示を出した方が確実に良い仕事をする選手に分かれる。
例えば、広島東洋カープの菊池涼介（△４花タイプ）。
彼は任せた方が味わい深い仕事をする。
ここ一番でホームランも打つし、相手が嫌がる仕事をしてくる。
△タイプなので、あっさり終わることも多いが、実に読めない打者である。
阪神タイガースの植田海（○４陽タイプ）は、サインをしっかり出して上げたほうが良いタイプである。
とくに○タイプなので、犠牲になりチームに貢献する場面で良き仕事をする。
まとめると、こういうことだ。
任せるタイプ…△1△2△3△4○１○２タイプ
指示するタイプ…□1□2□3□4○3○4タイプ
マネジメントするあなたのタイプで判断しがちだが、プレーする方は、どちらが得意かは明確にある。
経験でどちらもできるようになるのが理想だが、相手のことをよく知って采配すると、成功確率が高まるので覚えておくと良いだろう。
今日の金本監督への直言。
「糸原健斗には任せる。植田海にはきっちりサインである。」
僕はマネジメントにおいて、基本任せたい。
任せられる方が自由でヤル気がでるからだ。
だから、できたら勝手にやってくれるのがありがたい。
しかし指示があった方がやりやすい人がいることも知っている。
ここに難しさがあったりするのだが、知っていると誤解は少ないのだ。
さてあなたは指示派か任せる派か？
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