人間関係 一流と未一流

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人間関係 一流と未一流

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ー第464球目ー 

 

アメリカ4日目。

 

ペンシルベニア州スクラントン・ウィルクスバリにあるニューヨーク・ヤンキース傘下3Aチーム、レイルライダースの本拠地PNCフィールドに出かけた。

 

ここは7月4日に、故障者リストに入っていたニューヨーク・ヤンキースの田中将大が実践調整で登板した場所である。

 

訪問目的は、友人吉田大祐さんのアメリカでのおじさん的存在であるストゥー・クライバーン(夢△2鉄タイプ)に会いにいくことであった。

 

ストゥーは、ミネソタ・ツインズ傘下3Aチーム、ロチェスター・レッドウイングスのピッチングコーチをしている。

 

対戦相手として、スクラントンに来るとことで、吉田さんに連れていってもらい紹介してもらった。

 

ストゥーのご好意で、またまたゲーム前のBPを見学させてもらっていたときのこと。

 

吉田さんがブルペンに挨拶に行ってたので、僕と息子は二人でベンチでつったていた。

 

すると僕達に満面の笑顔で握手を求めて、自己紹介してくれる選手が2人いた。

 

 

ひとりはテーラー・モッター。

 

金髪ロン毛で色男だ。

 

タンパベイとシアトルのメジャーでプレーし、今シーズン5月ミネソタに移籍したメジャーリーガーである。

 

守備が恐ろしくうまく、イチローともチームメイトであったそうだ。

 

 

もうひとりはケニス・バルガス。

 

レッドソックスのオルティーズのような風貌と巨漢。

 

スイッチヒッターの強打者で、BPではドライバーショットのような打球でホームランをかっ飛ばしていた。

 

こちらも現在はレッドウイングスでプレーしているが、バリバリのメジャーリーガーである。

 

他の選手も愛想がないわけではないが、この二人はすこぶるご陽氣で、とても気持ちの良いコミュニケーションをしてくれる選手達であった。

 

 

またクラブハウスにいくと、ストゥーや他のコーチ陣、選手が話しかけてきてくれた。

 

これは吉田さんの友人なので、大切にしてもらえる。

 

その中でも、ヤンキースで田中将大とプレーしていた選手というグレゴリオ・ペティットは、とても人懐っこかった。

 

ゲームでも3番を打ち、守備も見事。

 

ストゥーにプレゼントで持ってきたadidasのアップシューズを見ると、とても気に入ったようで、どこで手に入るんだと楽しく会話していた。

 

 

さて、このメジャーリーガー経験者達。

 

ゲームに入っても、やはり素晴らしい。

 

難しい当たりでも、ぜんぜん慌てず、ノックを受けているかのような緩やで余裕あるプレーをする。

 

かなりのファインプレーであるが優雅なのだ。

 

やはりモノが違う。

 

さて、一流をメジャー経験者とする。

 

どうすれば、その頂点でプレーできるのか?

 

何をやるべきなのか?

 

やるべきことがわかっている。

 

あとはベストを尽くせば良い。

 

なのでプレーにも心にも無駄な焦りがない。

 

一生懸命なのだろうが、余裕があり美しいのだ。

 

 

 

一方、未一流を、メジャーリーグ未経験者とする。

 

まだ上がったことがないのでが、何にしても、がむしゃらである。

 

アメリカなので、とても楽しくプレーはしているが、やはり必死だ。

 

 

 

2つの違いは、やはり余裕、つまり懐の広さの違いであろう。

 

これは僕の日常でも、いろんな人とつきあっていて感じることだ。

 

 

これからの人は、がむしゃら。

 

一度なにかを掴んだ人には余裕がある、懐の広さがある。

 

 

どちらも素晴らしい。

 

改めて、一流と、これから一流になる人との違いを感じたスクラントンでの出来事であった。

 

 

今日の金本監督への直言。

「金本監督は超一流。余裕を持って、懐深く、がむしゃらな選手を一流に育ててほしい。」

 

 

○タイプ、□タイプ、△タイプのがむしゃらさには違いがある。

 

○タイプは、がむしゃらな中にも、周りに気遣いをするので、やや遠慮がちである。

 

□タイプは、猪突猛進に精進するので、怖いくらいである

 

△タイプは、テンション次第でムラがあるので、ヤル気があるのかなと誤解を受ける。

 

 

あなたのがむしゃらはどうであろうか?

 

そして余裕があるときはどんなときかな?

 

一流の余裕と懐の深さを手に入れるには、自分の素質を承認することが一番の近道である。

 

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