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ー第５６３球目ー
矢野燿大新監督が今年の二軍監督での指導の際、若い選手に「ファンに対してアピールしてこい！」と伝えていたそうだ。
このアピール、プロフェッショナルにとって、とても大切なことである。
しかしタイプによって仕方が変わってくる。
○タイプの選手は、相手に喜んでもらおう、受け入れてもらおうと相手の気持ちになって考え、相手軸の表現をする。
□タイプの選手は、自分の強みを、また誰かライバルを設定して比べ、自分が優秀であることを見せつけるために自分軸の表現をする。
△タイプの選手は、光輝く自分をイメージし、テンションを上げて舞台に上がり、ワンマンショーのごとく表現をする。
指導者にも自分のタイプによる考え方がある。
思っていたアピールの仕方と違うなと思ったり、そんなアピールの考え方があるのだと思ったりするだろう。
自分の考え方を持つことは、とても重要。
しかしその自分の考え方を強要するよりは、相手を承認して、モチベーションが上がるようにする方がより結果は出やすく、指導しやすい。
今日の阪神タイガースへの直言。
「金本知憲前監督と矢野燿大新監督、優勝というゴールは同じでも、アピールの仕方ややり方は違う。無難に金本路線の継承などとは、言うべきではない。」
むしろ阪神タイガースオーナーや球団にはこう望む。
理想のチーム像はこうであると。
しかしやり方は矢野監督に任せると言った方がファンにもわかりやすいのだ。
タイガースファンを素人で、庶民と見て侮ってはいけない。
球団の誰よりもタイガースを愛して、観てきた人たちなのだから。
正直に表現するのが一番である。
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