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ー第７１５球目ー
引退を発表したイチローがまた名言を放った。
「最低５０までとは思っていたし、それはかなわずに有言不実行の男になってしまった。」
ちょっと不名誉に聞こえるが、実はとても誇り高き発言であると僕は感じた。
イチローのSTRスコアは、学△１金○３○１D１。
人生経験を積み重ねそれを学びとして蓄積する人生。
宇宙人とも言える天才肌で、自由奔放と律儀さを行き来する感性。
クールなリーダーシップな見かけによらず、人懐っこい言動をする。
イチローは人には創造できない高みをこどもの頃から憧れ、純粋に追い続けてきた。
だから、いつまでたっても限界のない夢に向かっていた。
体力的限界。
そんなことはわかっているが、あまりに気ならない。
2019年開幕にチャンスがあるのなら、５月から練習のみの契約でも楽しんで毎日を過ごすことができた。
たとえ苦しいことがあったとしても。
命がある限り夢に限界が来ないのが△１タイプ。
なので社会的に評価や声もあまり気にならない。
でも、ここで引退を表明してしまった。
なぜだろうか？
その理由は、恥はかきたくないからである。
△１タイプの恥とは何か？
他人の意見ではない。
自分にとってカッコ良くないことが恥なのである。
イチローはイケると思って、練習して準備してきた。
しかしキャンプで結果が出せなかった。
「あれ？カッコ良くないな…。」
で、引退表明である。
まさに自分の感性に沿った、真正直な潔さであった。
△１は感性豊かで敏感だが、引きずらない。
当のイチローは、もう次のシーンに向かってワクワクしているのである。
「言葉にして、表現することは目標に近づく１つの方法ではないかなと思いました。」と言葉を重ねた。
○タイプや□タイプほど、言葉にとらわれず、未来に向かう。
この潔さとも言える未来志向が△１タイプの強みであり、おもしろさである。
潔き不言実行。
気持ちの良い、イチローらしい、次へのスタートである。
阪神タイガースへの今日の直言。
「糸原はプチイチロー。阪神が未来に向かうには最適なキャプテンである。」
イチローロスで、干渉に浸る○タイプのファン。
よくがんばったと評価する□タイプのファン。
次のヒーローに期待する△ファン。
僕たちなりにイチローの余韻をもう少し味わいながら、開幕を待ち焦がれたい。
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