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ー第６２１球目ー
上海５日目。
天気が良く気持ちがいい。
僕的にマスクは必須だが。
中国は便利である。
今、日本はキャッシュレスに向けていろんな施策を行っているが、上海だとかなり前から現金を使うことはほぼない。
ほぼすべて携帯電話が銀行口座とつながっていて、電子決済ができるのだ。
街の屋台、コンビニから居酒屋での支払いにおける割り勘処理まで。
お恵みを受ける人も、お金を入れてもらう入れ物にQRコードが書いてあり、それに携帯をかざすとお恵み完了である。
日本がゆっくりとやっているのは、各省庁、関係各所への調整と根回しに時間がかかるから。
そして失敗を恐れ万全を期すから。
中国はトップダウン。
そして少々しくじっても、政府も市民も結果的にどんまいなので見切り発車する！
日本はのように非難をいつまでもぐちぐちとしない。
やって、ダメなら、どんまい！
そしてまたチャレンジ。
たぶん、とんでもない失敗をかなりやっているのだろうが、やはりどんまいである。
日本は信用と信頼の国家。
極力失敗はしたくない。
誰かに迷惑をかけないが基本である。
その代償として遅い。
この素晴らしい日本の習慣を否定するつもりはないが、間違いなく国際競走から遅れてしまうことは否めない。
時は金なり、時間が一番貴重なのだ。
日本国民は、失敗した事や失敗した人を責め倒すことを、ぼちぼちやめにしてはどうだろうか？
お叱りと反省は必要としても、やったことを誉め、次への挑戦に結びつけるようにしないと、日本は本当に取り残されるだろう。
久々の上海で改めて日本の危うさを感じた。
あなたはマネジメントにおいて、責めることで、部下や仲間を萎縮させてはいないだろうか。
極論、死ななければ、チャレンジOKであると僕は思う。
阪神タイガースへの今日の直言。
「矢野燿大監督の2018年の方針は、まさに失敗OKであった。来年も失敗カウントよりのチャレンジカウントを続けて欲しい。そこに未来がある。」
失敗を許す覚悟と陽転させるモチベート力。
その胆力を持つことがリーダーである。
それにはまずは自分を知り、相手を知ることから。
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