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ー第４５５球目ー
その昔、野球部の奴らは、やんちゃ坊主が多かった。
僕は53歳。
僕の時代なら野球やってなかったら、不良グループ間違いなしの腕っぷしの太いやつらが多かった。
今は違うらしい。
おとなしい子、真面目な子がスマートに野球をやっている。
きっと藤浪晋太郎も真面目でいい子なのだろう。
甲子園球場のファンのヤジにまいっていて、他球団に行きたい願っているとの記事があった。
確かに甲子園球場に足を運ぶと、「なんちゅうこと言うねん！」というおっさんやおばはんが多い。
愛情たっぷりのヤジを飛ばす人もいれば、ホントに頭の悪いヤジを飛ばす人もいる。
ファンの民度はともあれ、プロスポーツのファンにヤジはつきもの。
正直、聞き流すか、相手にしないで慣れるしかないのだが、どうしたものか。
その昔の選手は、ファンに食ってかかっていた。
赤星憲広もスタンドのファンに切れて喧嘩していた。
しかし星野仙一監督に面と向かって汚いヤジを飛ばす人はいなかったと思う。
金本監督に汚いヤジを飛ばす人も少ないだろう。
理由は、怖いから。
そして阪神ファンに尊敬されていたから。
そう、藤浪も怖くなればいい。
大阪の子らしく「しばくぞ！」という雰囲気を出すといいかもしれない。
尊敬は、そのうち着いてくる。
メジャーに行けば、もっと強く叩かれる。
プロスポーツの世界はそんなもの。
結局、強いやつタフなやつが尊敬されるのだ。
強い姿勢で望み、結果を残せば、そのあとは聖人君子になればよい。
阪神タイガースに入団してしまったのだ。
藤浪には強くなってもらいたい。
今日の金本監督への直言。
「藤浪に厳しくも優しくかばってやってほしい。いざとなったらスタンドに一緒に喧嘩を売るぐらいの兄貴肌を見せてやってくれ！」
去年、京セラドームで矢野燿大コーチがウラジミール・バレンティンに小突かれたときに向かった、あのおっかない姿勢ね。
○タイプは、基本優しいのだが、この人のためという理由があれば最強になれる。
なにせ自分を犠牲にできるのだから。
とことん愛情を注いで、最強の投手にしてやってほしい。
あなたの周りにも弱く優しい○タイプがたくさんいるだろう。
実は、大切な人のためなら最強になれる人財なのである。
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