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ー第５２９球目ー
9月16日横浜スタジアム。
阪神タイガース大山悠輔が6打数6安打7打点3本塁打。
なんと3回には1イニング2本塁打と猛威を奮った。
昨年のルーキーイヤーは後半から出場、活躍し、今季は右の大砲として期待されたのだが、今年は8月までは今ひとつでパッとしなかった。
育成の失敗か？
とファンの間では、ため息が漏れていた。
しかし嬉しいことに、9月は７本塁打と大砲らしい働きをし始めた。
シーズンはまだ終わっていはいないが、また来季以降の楽しみが増えたのである。
大山悠輔のSTRスコアは、義□４地タイプ。
冷静に他人のために働ける宿命を持ち、長期展望を描き、長い活躍ができるタイプ。
そして何より優しく懐が深い。
大山は阪神のチームの顔となると、派手さにはかけるかもしれない。
しかし静かでも敵には恐ろしい存在になる力強さを持つ選手となるだろう。
去年に見せたようなドンとした風格のある打ち方ではなく、やや小器用にまとまっている風に映るが、これからの大山悠輔を楽しみに見守りたいと思う。
今日の金本監督への直言。
「期待する大山悠輔を器用な打者に育てたいのか？それとも存在感のある怖い打者に育てたいのか？」
それぞれに、その人にあったように育てる必要がある。
それを知るには、その素質を掴むこと。
決して、ひまわりは薔薇にはならないし、桜にもならない。
人を育てる立場の人は、そのことを心がけたいものである。
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