DeNA横浜ベイスターズに流れが向いてきた。
日本シリーズ3連敗のあと2連勝。
まだソフトバンクホークスが有利なんだろうが、もしこの後2連勝して日本一になるのかも…。
1989年の日本シリーズを思い出した。
近鉄バファローズが3連勝。
当時の近鉄は強く、ついに球団史上初の日本一か!
と思ったものだが、近鉄・加藤哲郎投手の発言から一気に流れが変わった。
加藤は3戦目の勝利投手。
ヒーローインタビューで、こう言い放った。
「なんてことなかったですね。とりあえず、フォアボールだけ出さなかったら、まあ、打たれそうな気がしなかったんで。大したことなかったです。シーズンのほうがよっぽどしんどかったですから。相手も強いし。もう、明日で決めたいですね」
これが新聞では、「巨人はロッテ(その年のパ・リーグ最下位)より弱い」と誇張され書かれた。
新聞怖っ!
これで発奮したのか、巨人が4連勝で奇跡の逆転日本一を勝ち獲った。
加藤のSTRスコアは、義△1金タイプ。
人のために動ける心優しい優雅な天才の素質。
決して相手を挑発したり、バカにするタイプではない。
しかし、それなのになぜこんなことを言ったのか?
加藤はシーズン終盤の西武、オリックスと三つ巴のため、先発、リリーフと大活躍した代償として右肩がボロボロだった。
そんな中、痛い肩で投げるボールを打ち損じる巨人打線を見て、「こりゃ大した事ないのかな」と感じたことから、ついうっかり出た言葉らしい。
1989年の加藤の運気(バイオリズム)は「整の年」。
これは油断したり判断を誤りやすいうっかりの年。
そして、そのうっかりで大チョンボをやってしまう注意すべき年なのだ。
加藤は見事にそれにハマったのかもしれない。
2017年は巨人・高橋由伸監督がこの「整の年」だった。
高橋監督も良いと思った判断が大きく裏目にでて、後半盛り返したものの、ときすでに遅く4位となってしまったと僕は推測している。
恐るべし「整の年」。
人間は毎年同じ状態で脳が働くわけではない。
ついつい、うっかりやっちゃう年もあるのだ。
明日からの日本シリーズ。
実力のソフトバンクホークスと一丸となって流れを持っている横浜DeNAベイスターズ。
どちらがその流れを最後までもって、日本一となるのか?
影響力ある誰かが、ついうっかりやってしまうことが考えられる。
プレー以外においても、このうっかりをやってしまった方が流れを逃す可能性は高い。
人間関係分析のプロとして、このあたりも見ながら、楽しみたいと思う上海出張中の週末である。
さて、あなたの来年の運気(バイオリズム)はどうだろうか?
知りたい方はこちらから。
自分と世界を幸せにしよう。